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立川談四楼師匠独演会、落語と漫才の2バージョンで「芝浜」を愉しむ


12月15日(木)、下北沢・北澤八幡神社の参集殿にて開催の、立川談四楼師匠の独演会に出かけました (第209回)。

 開口一番は立川語楼さんの「金明竹」。 大阪弁の早口で、前座ネタでも難しい噺を力演。

 11月初めの 「立川談四楼一門会」 で聞いた時よりも、格段に滑らかな口上になっていて、日ごろの稽古の成果のほどがうかがえました。

立川只四楼さんは、おなじみの「つる」。

立川かしめさんは「看板のピン」を賑やかに演じられました。 かしめさんは、立川こしら師匠のお弟子さんで、元は「立川仮面女子」と名乗っていたとか。 奇抜(?)な旧名をいじったネタでも、大受けしていました。

談四楼師匠の「文七元結」は人情噺で、ついホロリ。 元ネタが中国の古典にあるそうで、江戸時代の文化の流入にも興味をそそられます。

中入り後は、ゲストの宮田陽さん、昇さんの漫才版の「芝浜」で、もう大爆笑。 2人の出身地を競い合う鉄板ネタの「秋田VS広島」のほか、お笑い版「芝浜」で会場がわきました。オチは、「やめとこう。スマホを落とすといけねえ」。

最近、スマホを紛失して気落ちしていたという談四楼師匠ですが、「位置情報」アプリが奏功して奇跡的に見つかったんだとか。 師匠自身がマクラなどで明かした話がネタになったものですが、これには談四楼師匠も、「オチが良かった」と頷いておられました。

そして、お待ちかねのトリは、談四楼師匠の「芝浜」。こちらは涙、涙……。

 年末にふさわしい演目で、「夢」で終わらない、笑いと涙の落語会でした。

* 写真は、終演後の打ち上げの席で。

(上) 談四楼師匠 (左端) と、漫才師の宮田陽さん、昇さん。

(下) 談四楼師匠 (左から2番目) を囲んで。

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