年頭に思う
あけましておめでとうございます!
昨年、長野市の永祥寺内にある曹洞宗北信越管区教化センターの発行になる「よりよく生きる―六波羅蜜の教え―」というパンフレットを入手、机周りにおいて、時々、眺めている。
「六波羅蜜は、生きる智恵」とあって、布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、智慧(ちえ)の6つの言葉の意味が書いてある。
「布施」 人のために、惜しみなく尽くしましょう 見返りを求めない 行いを
「持戒」 ルールを守り、仲良くゆずりあって生活しましょう 守ろう きまりや約束
「忍辱」 感情に流されず、辛抱強くものごとにあたりましょう 自らを ととのえる
「精進」 まずは最善をつくして努力をしましょう 努めよう 自分の仕事に 勉強に
「禅定」 どんな時にも静かに 心を落ち着けて行動しましょう 落ち着こう 心静かに
「智慧」 自分の物差しではなく、仏さまの物差しで ものごとをみましょう めざめよう 仏の道に
六波羅蜜は、ほとけさまの智慧ですが、人として生きる、当然のことだと思います。ことに、日本の施政者や官僚たちに、心してかみしめてほしいですね。年頭にかみしめる、六波羅蜜の言葉たち。
本年もなにとぞよろしくお願いいたします。
2019年1月1日
(写真は、2018年12月に訪れた北京・前門で)