新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

本年もなにとぞよろしくお願いいたします。

　昨年の暮れ、「世界でいちばん貧しい大統領　愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」（公開は３月２７日）というドキュメンタリー映画の試写を見ました。

　ご存知の通り、ホセ・ムヒカは、ウルグアイの第４０代の大統領でした。このムヒカを、２０１４年から、大統領を退任する２０１５年まで、旧ユーゴスラビア出身の映画監督エミール・クストリッツアのカメラが追いかけます。

　ムヒカは言います。

「大多数に選ばれし者は、上流階級のようにではなく、大多数と同じように暮らさなければならない」

「政治の世界で探すべきは、大きな心と小さなポケットの人物だ」

　ムヒカは、収入の９割を貧しい人たちに寄付、経済的には貧しかった大統領だったけれど、その精神、心は、とても豊か。ムヒカの爪のアカを煎じて飲むべき日本の政治家はゴロゴロいます。

　今年もまたよい年になるよう、祈っております。

　　２０２０年１月吉日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二井康雄