年末年始見るべき映画 その1の1「ハッピー・オールド・イヤー」
お元気でしょうか。世紀の愚策、一連のGo Toなんとかに加担して、感染拡大に協力するより、年末年始は、黙って映画館で映画を見ることをお勧めします。 毎年12月には、優れた、面白い映画が、たくさん公開されます。「年末年始見るべき映画 その1」は、12月11日(金)に公開される...
今週末見るべき映画「ホモ・サピエンスの涙」
――スウェーデンの映画監督ロイ・アンダーソンの新作「ホモ・サピエンスの涙」(ビターズ・エンド配給)は、さまざまな人間の、生きてあることの喜怒哀楽を、ショートコントのような短いエピソードで繋いでいく。過去の「愛おしき隣人」「さよなら、人類」とほぼ同じ結構を持つ。またまたのロイ...
第21回「東京フィルメックス」回顧――広域アジアから新鋭監督の作品がズラリ
この10月30日(金)から11月7日(土)まで開催された第21回東京フィルメックスが終了した。 コロナ禍の影響下、なんとか無事に開催された。関係各位に感謝したい。 今年のコンペティション作品は12本。広域アジアから、新鋭監督の作品がズラリ。12本のうち、10本、見ることがで...
友人Mさんへの手紙―第33回「東京国際映画祭」回顧
お元気ですか。今年の東京国際映画祭も、さぞたくさん、ご覧になったことでしょう。 今年は、東京フィルメックスと会期がほぼ重なったこともあって、東京国際のほうは、多くの作品を見ることは出来ませんでした。コンペティション部門がなくなり、予想する楽しみが消えました。...
今週末見るべき映画「薬の神じゃない!」
――2014年、中国で、ジェネリック医薬品の密輸入事件があった。慢性骨髄性白血病の患者だった陸勇が、インドから安い価格の抗がん剤を密輸入し、同じ患者に販売したことで、陸勇は起訴される。 映画「薬の神じゃない!」(株式会社シネメディア配給)は、この事件を基に、上海を舞台にした...
「第21回東京フィルメックス」開幕!
――2020年10月30日(金)から11月7日(土)まで、第21回東京フィルメックスが開催される。コロナ禍にもかかわらず、今年もまた、優れた作品がズラリ。驚くほどのラインナップで、大いに期待できる。 (2020年10月27日「二井サイト」ブログ公開)...
「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」
――ジャン=ポール・ベルモンドが主演した8作品が一挙、公開される。快挙、だろう。「大盗賊」「オー!」「大頭脳」「恐怖に襲われた街」「危険を買う男」「ムッシュとマドモアゼル」「警部」「プロフェッショナル」だ。どれも、痛快。俳優ベルモンドの、さまざまな魅力が、たっぷり堪能できる...
今週末見るべき映画「イサドラの子どもたち」
――舞踊の世界に革命をもたらした天才的な女性ダンサー、イサドラ・ダンカン。その遺伝子を受け継ぐかのように、4人の女性が登場し、イサドラの残した自伝「わが生涯」や舞踊譜などを元に、それぞれのイサドラ像に迫ろうとする。 「イサドラの子どもたち」(コピアポア・フィルム配給)は、静...
今週末見るべき映画「ジャズ喫茶 ベイシー Swiftyの譚詩――Ballad」
――今から50年前、岩手県一関市に、「ベイシー」というジャズ喫茶を開いた男がいる。店名の「ベイシー」は、もちろん、カウント・ベイシーの名前からで、マスターは1942年生まれの菅原正二さん。ドキュメンタリー映画「ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)」(アップ...
今週末見るべき映画「TENET テネット」
――2時間30分、一気呵成に見せてくれる。クリストファー・ノーラン監督の新作「TENET テネット」(ワーナー・ブラザース映画配給)は、そのスケールの雄大さ、映像表現の斬新さで、映画史に残るだろう。第三次世界大戦で起こり得る人類の危機を阻止しようとする、名もなき男の活躍を描...