今週末見るべき映画「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」
――今年は、「ライ麦畑でつかまえて」などを書いたジェローム・デイヴィッド・サリンジャーの生誕100周年になる。若きサリンジャーの、インチキな大人たちや、理不尽な社会に向けた鋭い眼差しが、「ライ麦畑でつかまえて」に結実するまでを、緻密な構成で描いた力作だ。...
今週末見るべき映画「ヒューマン・フロー 大地漂流」
――中国・北京生まれのアイ・ウェイウェイは、いま、ドイツで暮らす。アーティスト、建築家、キュレーター、評論家と多才なアイ・ウェイウェイが、世界じゅうに散らばる難民を取材、ドキュメンタリー映画にまとめあげる。 (2019年1月10日「二井サイト」公開)...
今週末見るべき映画「迫り来る嵐」
――1997年7月、香港返還。中国が著しく変貌を遂げるなか、時代に翻弄されていく男を、サスペンスたっぷりに描く。 (2019年1月2日「二井サイト」公開) 2019年初頭に、骨太の中国映画「迫り来る嵐」(アットエンタテインメント配給)が公開される。一昨年の第30回東京国際映...
今週末見るべき映画「それだけが、僕の世界」
――元ボクサーの兄と、サヴァン症候群でピアノの才能に恵まれた弟が、初めて出会う。兄は弟に夢を見ることの大切さを教えようとする。 (2018年12月26日「二井サイト」公開) 2018年。今年もまた、多くの優れた映画を、試写で見せていただいた。もちろん、映画館でも、多くの映画...
今週末見るべき映画「私は、マリア・カラス」
――オペラの大歌手、マリア・カラスを描いた劇映画、ドキュメンタリー映画はいくつかある。没後40年、カラスの未完の自叙伝原稿が見つかる。未公開の映像や、友人宛の手紙などから、知られざるマリア・カラスの実像に迫ったドキュメンタリーだ。...
今週末見るべき映画「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」
――没後25年になるアストル・ピアソラ。アルゼンチンタンゴに革命をもたらした作曲家、バンドネオン奏者だ。ピアソラの音楽は、クラシックだけでなく、いろんなジャンルの音楽家が取り上げている。このピアソラの生涯を描いたドキュメンタリー映画が、息子ダニエルの協力で完成する。...
「第19回東京フィルメックス閉幕」~最優秀作品賞は「アイカ(原題)」に
この11月17日(土)から開催の第19回東京フィルメックスが25日(日)、閉幕した。 今回もまた、コンペティション作品、特別招待作品とも、個性的で、レベルの高い作品がズラリ。多くの、優れた映画をたくさん見ることができた。...
ドキュメンタリー映画「選挙に出たい」をレビューしました
日本文教出版HPの「学び!とシネマ」に、12月1日(土)から、ポレポレ東中野で公開になるドキュメンタリー映画「選挙に出たい」(きろくびと配給)のレビューを書きました。 ◆学び!とシネマ <Vol.152> 「選挙に出たい」...
今週末見るべき映画「バルバラ セーヌの黒いバラ」
――1950年代から、シャンソン界の最前線で活躍した歌手のバルバラ。その人生は謎が多く、まるでバルバラに誘われるかのように、映画監督と女優は、バルバラの人生を映画で辿っていく。 (2018年11月13日「二井サイト」公開)...
「繊研新聞」(11/6付)に、「編集よもやま話」が紹介されました
東京・神保町の 「ブックカフェ二十世紀」 で、不定期開催中の第12回 「編集よもやま話」 のゲストで、「キューバ音楽を編集する」 をテーマに語られた高橋慎一さん (写真家、映画作家) が、「繊研新聞」 (11月6日付) のコラム 「くらしのまわり」 に 「編集よもやま話」...