今週末見るべき映画「女王陛下のお気に入り」
――18世紀初頭、フランスと戦争中のイングランドに君臨した女王アン。気まぐれな女王に成り代わって権力を握るレディ・サラ。そこにサラの従妹アビゲイルが現れ、愛憎入り交じっての三者三様の駆け引きが始まる。 (2019年2月12日「二井サイト」公開)...
今週末見るべき映画「ちいさな独裁者」
――ナチス・ドイツの若い脱走兵が、大尉の軍服を発見、身につけたことから、ヒトラーよろしく、残虐な独裁者に成り上がっていくのだが……。 (2019年2月7日「二井サイト」公開) ハリウッドで、「フライトプラン」、「RED/レッド」などを撮ったロベルト・シュヴェンケ監督が、母国...
第14回「編集よもやま話」、イラストレーターの高松啓二さん迎え3/4開催へ
お元気でお過ごしでしょうか。 2015年6月から、神田・神保町の 「ブックカフェ二十世紀」 のオーナー、鈴木宏さんのご提案で、「編集よもやま話」 というトークイベントを、不定期ですが開催しています。 ぼくは、暮しの手帖社で、ほぼ40年、編集の現場にいました。ここで学んだこと...
今週末見るべき映画「ともしび」
――ごひいき女優のひとり、シャーロット・ランプリングの新作は、またも、ほぼひとり芝居。夫と離れ、息子に厭われ、孫にも会えない。人生の終焉近くの孤独を、ほぼ表情の変化だけで演じぬく。 (2019年1月31日「二井サイト」公開)...
今週末見るべき映画「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」
――今年は、「ライ麦畑でつかまえて」などを書いたジェローム・デイヴィッド・サリンジャーの生誕100周年になる。若きサリンジャーの、インチキな大人たちや、理不尽な社会に向けた鋭い眼差しが、「ライ麦畑でつかまえて」に結実するまでを、緻密な構成で描いた力作だ。...
第13回「編集よもやま話」ゲストの町田暁雄さん、深く広い刑事コロンボの世界を力説
2019年1月18日(金)、第13回 「編集よもやま話――刑事コロンボを編集する」 を開催しました。 刑事コロンボ研究の第一人者である町田暁雄さんは、昨年の12月に、刑事コロンボ研究の集大成として、『刑事コロンボ読本』 (洋泉社) を出版されました。...
演劇「蒲田行進曲」のご案内
二井康雄です。お元気でお過ごしのことと思います。 この3月、俳優の田谷野亮 (たやのりょう) さん率いる劇団 「たやのりょう一座」 が、つかこうへいの代表作のひとつ、「蒲田行進曲」 を浅草・木馬亭にて上演いたします。 映画製作に関わる人たちの悲喜交々の人間模様を綴った傑作戯...
今週末見るべき映画「ヒューマン・フロー 大地漂流」
――中国・北京生まれのアイ・ウェイウェイは、いま、ドイツで暮らす。アーティスト、建築家、キュレーター、評論家と多才なアイ・ウェイウェイが、世界じゅうに散らばる難民を取材、ドキュメンタリー映画にまとめあげる。 (2019年1月10日「二井サイト」公開)...
今週末見るべき映画「迫り来る嵐」
――1997年7月、香港返還。中国が著しく変貌を遂げるなか、時代に翻弄されていく男を、サスペンスたっぷりに描く。 (2019年1月2日「二井サイト」公開) 2019年初頭に、骨太の中国映画「迫り来る嵐」(アットエンタテインメント配給)が公開される。一昨年の第30回東京国際映...
年頭に思う
あけましておめでとうございます! 昨年、長野市の永祥寺内にある曹洞宗北信越管区教化センターの発行になる「よりよく生きる―六波羅蜜の教え―」というパンフレットを入手、机周りにおいて、時々、眺めている。 「六波羅蜜は、生きる智恵」とあって、布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(に...